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赤ちゃんが欲しい弁証論治はじめへ

その後の経過 6/6


脾気をたて、腎気を温陽し身体を温める力をつけていくこと、 そして、気虚を解決し、衝任脉を健やかにしていくことを目標に、週に1回程度 のペースで鍼灸治療を始めました。




【西洋医学の不妊治療について】


西洋医学の不妊治療は、高プロラクチン血証の薬やそのほかのホルモン剤など も服用なさったり、タイミング指導による不妊治療などもしていらっしゃいまし たが、妊娠のことは兎も角、身体をしっかりさせ、自力で生理がくるように、そ して基礎体温がしっかりと2層を描くように、少しの間、鍼灸だけで頑張ってみ ようということに、なりました。

治療に対して反応が悪かったり、変化がないようでしたら、すぐに産婦人科で の治療に戻ればいいのだからという決心で、いったん不妊治療のお休みになりま した。これは、ご本人としても、体調は悪い上に、生理も自力でこず、タイミン グ指導もなにか、負担だなあと感じていらしていたので、ちょうどいいお休みだ ねということになりました。




【治療経過について】



治療開始半年後ごろ

全体に身体の調子がいいとおっしゃるときが増えてきました。いままでの疲 れやすさがだんだん解消しているようです。



治療開始後10ヶ月目ごろ

真夏には、生理が遅れ気味になりましたが、全体として生理が整ってきまし た。高温期が14-15日程度続くようになり、しっかりとした二層性 のグラフを書くようになってきました。



治療開始1年目

ほぼ生理の問題が解決し、体調も非常に良好になってきました。

「いつ妊娠してもおかしくないねえ。これでもう、半年ぐらい経過をみて も妊娠しなかったら産婦人科での不妊治療を再開してもいいかもね」

などというお話を患者さんとしました。



治療開始1年二ヶ月目

高温期が21日続く

「もしかして!!!???ドキドキしてダメだー」

とおっしゃるので、

「クリエイト(近所のドラックストア)で、妊娠検査薬を買って調べたら?」

と提案。

そのあと、電話にて、
「陽性って出ました!」




【妊娠成立ー出産】


産婦人科を受診。出産予定日は12月の初旬とのこと。

このときに、産婦人科の先生は20才のときに生理がこないことで受診した 先生で、過去のデーターをごらんになって

「自然妊娠したの?5年前のこの高プロラクチン血証の数字をみると、不思 議なぐらいだね、」との言葉。

その後、妊娠中も週に一度のペースで鍼灸治療を続け、12月の初旬、かわい い女の赤ちゃんをご出産されました(^^)。




【産後】


出産から2年。産後は生理が非常に整い、ほぼ狂うこともなく順調とのこと。

また、以前は、疲れやすくて、疲れるとすぐに生理がこなくなったり、ばてたり と言う感じだったのが、すっかり元気になって、身体が丈夫になったとのこと。

母は強し(^^)ですねえ。




【経過をまとめての感想】


出産は、女性にとって、身体が大きく変化するときです。出産をきっかけに、 リウマチや喘息などの虚損病を引き起こすことがありますし、また逆に、この方 のように、身体が整い、丈夫な身体に生まれ変わることもできます。

本症例の方の場合、目先の症状の変化にとらわれず、しっかりとした身体作り をすることを、ご本人と治療者が一緒になって頑張ってこれたお陰で、このよう な良好な経過を取ることができたのだと思います。






.....赤ちゃんが欲しい弁証論治のはじめに戻ります........



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