発膈(しゃっくり)は気が逆して上衝し声が出るものです。胃火が上衝して気逆
をおこします。口とつならって臍から起こるものは、治しやすいです。臍下よりお
こるものは陰火上衝ですので、治しがたいです。
期門に鍼し、脾兪、中脘、乳根に灸をします。
【訳者私見】
虚実を考えたときに、実のものは治しやすく、陰虚火旺などの虚が中心であるもの
は治しがたいということでしょう。生命力がないものは、治しにくいということで
すね。
期門に鍼し、気欝を払い肝気をしっかりさせ、中脘、脾兪で胃の気をたて、
下向きの気のベクトルをしっかしさせようしているのではないかと思います。乳根
は、びっくりして気逆が収まるのかしらん(@_@)?。