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知一庵さんの【写真館】より

手指


手の痛みは痰によるものだったり、風湿によるものだったりします。

老人は気血が衰弱して、肢を養うことが出来なくなり、上腕の骨節が太 り、大きくなり、節間が細くなり、指もまた同じようになりますが、これは、痰 【訳注:津液と解釈してもよいでしょう】と血の不足です。


曲池、手三里、肩(骨禺)、列欠、尺沢。






【訳者私見】

老人の手指の痛み形態の変化を、痰(津液)の不足や風湿によるものだとしなが ら、選ばれている経穴は、局所のものですね。

これは、老人の手指の形態の変化は、加齢によるものであり、治療の対象外と考 え、痛みに対して、局所を使って対処療法しているのではないかと思われます。

局所を使うという発想は、手指の痛みを痰や風湿による邪実によるものと限定 し、局所の邪実を取るという事を中心にしたためにこのような配穴になっているの ではないかと思います。

曲池は気を整えめぐらす作用、肩(骨禺)は筋をゆるめ気を整える作用を期待し て、尺沢や列欠も局所に気をめぐらせ、痛みを取っていこうという発想ではないか と思います。







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