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小児の科 顔面診





左の腮は、肝に属します。色が青いことを順とし、白いのを逆としま す。赤いのは肝経の風熱を主り、青黒いのは驚風腹痛を主り、淡く赤いのは潮熱、 痰嗽を主ります。

右の腮は、肺に属します。色が白いことを順とし、赤いものを逆としま す。甚だしく赤いものは咳嗽、喘息を主ります。その色が(亥頁)に伝わると小便が 赤くしぶったり出なかったりします。

額は心に属します。色が赤いことを順とし、黒いことを逆とします。青黒いもの は、驚風、腹痛、(病ー丙+契)(病ー丙+従)、泣き喚くことを主ります。少し黄色い のは盗汗、驚癇、骨熱することを主ります。

鼻は、脾に属します。色が黄色いのを順とし、青を逆とします。赤いものは脾経 の虚熱を主ります。深く黄色いものは小便が出ず、鼻がかわき、鼻血が出ることを あらわします。

(亥頁)は腎に属します。色が黒いのを順とし、黄を逆とします。赤いものは腎と 膀胱に熱があって、小便が出にくいことを主ります。







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