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虎口三関



三才未満の小児は、虎口、三関の紋理をみて、病を候いなさい。



男は左、女は右の手の食指の



本の節を風関とし、

中の節を気関とし、

第三の節を命関とします。

その紋が風関にあれば、病が浅く治しやすいです。

気関にあれば、病が重いです。

命関にあれば、病はすでに深く治し難いです。

紋の色が紫は熱とし、赤いものは傷寒とし、青いものは驚風を主り、白いものは疳 の病、黒いものは悪気にあてられる、黄色いものは脾が困窮して疲れています。淡 赤いのは寒熱表にあります。深い紅は傷寒、痘疹を主ります。

紋が乱れるときは、病が慢性化しています。細かいときは腹が痛み、沢山泣き、お 乳や食物が消化されていず、荒くして、まっすぐに指先に入るものは驚風をつかさ どります、悪証です。

黒く墨のようになるのは、諸病ともに治り難いです、必ず死にます。右は心肝に応 じ、左は肺脾に応じます








魚の針の形

驚風・痰熱を主る



縣針の形

傷風・泄瀉・積熱を主る



水の字の形

食積・咳嗽・驚風を主る



乙の字の形

肝の病・驚風を主る



虫の形

疳虫・大腸の穢積を主る



環の形

疳積・吐逆を主る



珠の形

死を主る



乱れた紋

虫を主る







三才以上の小児は、医者の大指だけで、子供の寸関尺を按じ、候いなさい。

脉の数が、呼吸の間に6、7回至るのを常の脉とします。これよりも数が多いも のを熱とし、是れよりも数が少ないものを寒とします。

浮数であるのは、風熱です。

虚濡であるのは驚風。

緊弦であるのは腹痛。

弦急であるのは気が和せず。

労実であるのは便秘です。

沈細は冷え。

緩小沈細であるのは消化不良。

沈遅であるのは虚とし、沈実であるのを積とします。

単に細は疳労です。



寸関尺の脉法は三才未満であっても、浮沈遅数を調べ、寒熱虚実を察しなさい。十 二三才より以降は、大人の方法と同じです。







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