この産後不調からの回復には、生命力の土台作りから手をつけなければなりません。赤ちゃんがいて、お母さんの手入れはなかなか出来ない時期ですが、なるべく生理的な回復時期(産後早い時点)、からだが回復しようとしている時期に手入れをすることをおすすめします。
また、赤ちゃんが生まれたということで、ご本人も、そして周りの方々にとっても、大きな喜びに包まれ、あれこれと気持ちが盛り上がってしまう時期でもあります。本来は、お母さんは赤ちゃんとともに、静かにゆっくりと回復していくべき時期なのです。
赤ちゃんが生まれたことで、周りもご自身もがんばり、はしゃいでしまいがちですが、回復のリズムに乗ることが一番大事だということをしっかりと頭に入れておきましょう。
お母さんの健康は赤ちゃんの大きな宝です。
出産から、2、3ヶ月たち、周りのサポートも少しづつ手が引かれ、いつもの生活に戻りほっとしたところで、身体の虚損を大きく感じられる方が多くいらっしゃいます。
『気がついたら、なにもする気がなくなってしまって動けない』
『朝や夜中の授乳のためにおきると、体中の関節が痛い』
こんな状態がはじまることがあるのです。