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女の存在、子宮の存在



女性には、女性にだけ繋がるRNAがあることを、先般拉致被害者の横田めぐみさんの親子鑑定のときに知りました。

男性の精子は、いつもその場で作られるので、男性に関しては生殖年齢が女性ほど限定されることはありません。それに比べ、女性の生殖年齢は、卵子を生まれながらにもっていることで、本人と同じように年齢を重ねるため、年齢的な限界があります。




女の子は、産声をあげたときに、すでに次の生命につなげるための卵を抱えている。

お母さんから、女の赤ちゃんに繋がる命のリレー。赤ちゃんもすでにリレーをする準備を抱えているという、その重み。

女性だけに許されたこの生命のリレーのために、子宮が用意され、成長し身体が成熟しはじめると、ひとつひとつ卵を妊娠に向けて送り出します。

送り出された、一つの卵は、妊娠をまちます。妊娠が成立しなければ生理となってリセットするわけです。

妊娠する、次の世代をつなぐ。そのために毎月排卵し生理をおこしリセットし、次の妊娠にそなえる。

この意図は、私たちがコントロールできるものではないと感じることが多々あります。




妊娠し、次の世代をつないでいくなかには、当然『淘汰』のシステムもあります。よい状態の卵でなければ妊娠しない。相性があわなくてはダメ、初期の流産などなど。逆らえない淘汰のシステムは、神様の意思でもあるのでしょう。

女性が『不妊』という状態になったときに、非常にあせるのも、この神様の意図なんだと思います。『生命を嗣ぐ』ということが使命になった身体を神様から与えられた私たちは、理屈がどうのこうのいっても、「生命を嗣がなくては」という思いが根源的にこみ上げてくることがあるのだと思います。






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