いままで、大学病院などや、他の医院でのリウマチ治療を拝見することがありまし
たが、関節の変形などが進むと、治療者側も、「これはもう治らない。治療する意味
は少しでも進行を遅らせ、少しでも痛みがでないようにすることだ」という感じで、
治療や施術がなされていたように思います。
基本的には、私もそうだと思います。
変形などが進んでしまうと、一筋縄ではいかなくなってきます。
でも、でも、でも!!希望を捨てない!意欲をもつ!このことは
本当に大事なんですね。
実は、この患者さんの場合、御本人から、思い切って西洋薬をやめ、漢方鍼灸のみ
でいくと宣言されたのです。
いままでの経験から、これだけの薬をのみ、これだけ症状が進んだものを、いきな
り、清水の舞台から飛び降りるような治療に飛び込んでいいのか?ものすごい激痛な
どが予想されるけど、本当に大丈夫なのだろうか?軟着陸という方法はないんだろ
うか?などと、私自身、及び腰になりながら、思っていました。
そして、御本人の、意欲、希望に私も引きずられるようにここまでやってきまし
た。そして今に致り、私が思うのは、治療に一番必要なものは、治るんだという意
欲、希望を持つこと。それは患者さん御本人にとっても必要だし、治療する側にも
とっても必要です。
希望をもって、意欲を持って、これからも頑張りたいと思います(^^)。
☆その後の経過ー8ヶ月たって。☆