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判定日


生きている時間をどう過ごすのかの選択


リウマチの患者さんとお話してて、

『手術を勧められたとき、どうせ車椅子になったりするのならば、手術をしないで、そのまま車椅子になればいいって決心したんです。そして東洋医学の治療を受けてみようと、決めたんです。』

と、ご本人がおっしゃったとき、この方はなんというすごい決心をなさって、 ここにいらしたんだろうと、恐いような気持ちになりました。







結果として、彼女は、手術と言われていた首の状態が劇的に改善。

理学検査をしていないので数字では出せませんが(残念です)彼女が 表現するのに、ちょっと横を向くのも身体全体で向かなければならかなったのが 大丈夫になった、寝ていて壁の時計が見えるようになった、デスクワークをしていて 机の上を見ることが非常に困難だったのに、苦なく見れるようになってきた、 身体の中でものすごい音がしていたのがなくなった。とのこと。

また、免疫抑制剤や時間を待ち焦がれるように飲んでいた鎮痛剤も現在一切服用なしで、 痛みがないとのこと。

リウマチのどのケースでもこのように上手くいくとも思いませんし、途中で死にたいほどだったという激痛に誰もが乗り切れるとも思いません。

ただ、ご本人の人生のあり方として、こんな生き方もあるんだとは思いました。
私は彼女の病気に対する考え方、自分の人生の選択のしかたに大きく学ばせて いただきました。







治療の選択として、リウマチならばコレコレという西洋医学的な標準治療が 存在します。でも、患者さんの選択として、リウマチならば西洋医学がメインという 選択しかないわけではなく、こういう選択もあるということは事実だと思います。

癌だと死への転帰があるのだからといわれると、何を選択するのかは確かに 難しいとは思います。

でも、癌の方だって、リウマチの方だって、そして私たちだって、死に向かって 生きているのは同じで、その生きる過程をどのように選択するかということに 対する答えは本当は沢山あるのではないかと思い始めています。

治る、治療ということの答えは、慢性疾患の場合、その病気とゆっくりと付き合う時間を 生きるという答えもあるのではないか、そして癌も、ケースによっては、急性疾患ではなく、慢性疾患的に把えられてもいい場合も多いのではないかと私は考え始めています。

スキルス性胃がんで非常に経過の早い転帰をとった逸見さんのケースでも、 もしかしたら、急性疾患のように、取り除いたら治ると考えるよりも、胃がんと 一緒に、短いだろうけどその人生を生きるという選択もあったのかとは思いました。







ただ、選択するというのは、後付ではなく、その時点で選ぶこと。

ここが非常に難しいですね。私のリウマチの患者さんのケースでも、今の結果が よかったので、ふたりで喜び合っていますが、どんどん悪くなれば、西洋医学を 続ければよかったかもと患者さんは考えたかもしれません。結局、選ぶのは、 私たち鍼灸師や、医師側ではなく、その人生を生きる患者さんなんだと思いました。

結果がよくても、悪くても、それを引き受けるのは患者さんです。ほかの誰も 責任は取れないんですよね・・・・。




.....雑談、ざつだん、エッセイ?? ........

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